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【公式】富士見台ひまわり診療所

サーキュレーターはエアコンに向けましょう

Posted on 2020年12月18日2020年12月26日 by 院長

寒い日が続いています。

高齢者のお宅に訪問していますが、寒い中で過ごされている方が多いです。冬は寒いのが当たり前といってしまえばそれまでですが、体の動きが悪くなった高齢者ほど寒い部屋で過ごすことは危険性が高くなってきます。

暖房も冷房も、エアコンからくる風に直接あたりたくないという話をよく聞きます。そのため、風量を弱にしたりして使用されている場合が多いです。

エアコンは基本的に天井近くの高い位置に設置されていますので、単独で風量を弱めると、暖かくて軽い空気は上に、冷たくて重い空気が下となり、床に座って生活しているといくら温度設定をあげても暖かくなりません。(冷房の場合も冷気が下にたまりますので冷え過ぎの原因になり、これがエアコン嫌いの元であったりします)灯油系の暖房は床置きで使用しますので、空気の対流が起き何もしなくても部屋中が暖かくなりますが、高齢者では灯油を買うのも一苦労で、火事のリスクや換気も考えるとエアコンを選択する傾向となります。しかし、きちんとした使い方ができていないことがおおいです。

冬のエアコン暖房にはサーキュレーターの併用が不可欠と言ってかまわないと思います。

サーキュレーターを床に置き、低い場所の冷気を真上に移動させるようにすると、室内の空気が攪拌されます。天井まで届く強めの風量がお勧めですが、強いほど音がうるさくなるなります。

さらにおすすめなのが、エアコンの真下にサーキュレーターを置く方法です。この際にエアコンから出てくる風と交差しないように置いた方がいいです。エアコンはほとんどが上部から室内の空気を取り込み、前方に送風する構造になっています。暖房の場合は床近くの冷たい空気をエアコンの上部から吸わせるようにサーキュレーターで風を作ってみましょう。この場合エアコンの風量は弱でも構いません。冷えた空気が効果的に温められ、部屋の中を循環します。人に直接風が当たることを心配する必要はありません。エアコンから出る暖気に加湿器の湯気が混ざるように配置してあげると、加湿の効率も上がります。

エアコン・サーキュレーター・加湿器の配置の例

夏の場合は、エアコンで冷えた空気は自然と低いところに行きますので、可能な限りエアコンの風量を強し、天井に沿うように遠くに冷気を送ってあげれば、エアコンの周囲に暖かい空気が集まり効率よく部屋を冷やしてくれます。この場合も空気の循環が起きますので、冷気のたまりは起きにくくなりますが、必要に応じてサーキュレーターを併用するといいです。寒くなりすぎる場合は冬と同じく床から天井に空気の攪拌を行います。エアコンが効きにくく暑い場所がある場合は、そこからエアコンに向けて暑い空気を送ってあげるとさらに冷房効率が上がることもいえます。夏のサーキュレーターの使い方は2種類覚えておくと便利です。

療養環境調整は、医療従事者の仕事のうちでかなり重要ですが、中学生の理科の知識で室温・湿度に関してはかなり改善できます。訪問看護師には必須の知識です。

サーキュレーターをうまく活用して、快適な環境を作るようにしましょう。

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