
この度、外来診療リニューアルオープンに際し、レントゲン設備を導入しています。
訪問診療にも対応できるポータブル機ですが、DR(昔のフィルムに相当)の感度が上がったので、ポータブル機の低線量でもくっきりとした画像が得られるようになっています。DRの取り扱いも、ふだんレントゲンを撮らない医師が操作してもほとんど問題なく撮れるので優秀です。

ポータブル機は持ち運びができるほかに、1.低線量低被ばく、2.家庭用100V電源でよく、専用の配電盤が不要、3.機械が安い、4.立ち上げ1分と待ち時間がほとんどない、というメリットがありました。病院のように1日何枚も撮影するわけではなく、部屋に固定された大型の機器は不要と考えています。
近隣にご迷惑がかからないように、レントゲン室の放射線遮蔽はきちんと行い保健所に届けております。実際の測定でも全く漏れていませんでした(当たり前ですが…)。
しかし、スタンド・X線・DRとすべて持っていくと総重量20kgオーバーです。職員が複数いる日でないと簡単には持ち歩けません。
これで、在宅医療の場面でもレントゲンの対応ができるようになりました。在宅では予約制となりますが、ご理解いただければと思います。