カテゴリー: 診療情報

経過の予測

上記の図は、終末期の医療の説明によく使われます。全くこの通りになるわけではなく、患者さんの経過の予測にはさまざまな要素が絡みますが、大まかにこのような予測は当てはまります。

がん患者さんは、ある変曲点を迎えると、死へ向かう過程は他の疾患に比べて予測しやすいです。

対して、心不全などでは治療に反応してくれれば復活が見込めますが、急性増悪を繰り返しながら徐々に生活機能も落ちていき、いずれ臓器がもたなくなってしまいます。治療に反応するかはやってみないとわからず、在宅医療で検査も十分でなければ本当に諦めるべきかの線引が非常に難しくなります。

老衰の経過は長く、口から食べられなくなったあとも胃瘻などで栄養を与え続けると、生活機能が大きく障害されていても年単位の経過を示す場合があります。逆に、その経過を説明して、いたずらに胃瘻などで延命しないことを選択することが可能であり、医療者と本人、家族のコミュニケーションが非常に重要となります。

3つのモデルの中では臓器不全モデルが最も難易度が高く、当院の在宅医療での看取りも数%程度です。すべて救急車で病院で対応してもらう医師がいてもおかしくはありませんが、当院ではご本人の意思しだいで、緩和の薬剤を駆使して対応させていただくケースもあります。医療者側も本当にこれで良かったかと振り返り反省することが多いケースでもあります。

上記の経過は、多くの方に理解をしていただきたいものです。また、どういう選択をするにしても個人の意思が最大限に尊重されるべきものと考えます。

国立市基本健康診査受付中

7月から9月生まれの方の健診チケットは9月まで利用できます。

9月もまだ健診枠の空きがあります。余裕をもって受診ください。

なお、健診枠は9月から火曜日と木曜日に変更とさせていただきました。予約外はお受けしておりませんのでご了承ください。

夏風邪に注意

 7月に入ってから、気温の低い日が続いています。日中は過ごしやすくていいですが、夜は肌寒く、うっかり寝冷えなど起こすことも。

 幼児・学童では手足口病が出ているようですね。特別な治療はしない病気ですが、集団生活の中では感染が広がりやすく、東日本大震災の避難所で大流行したことが思い出されます。

 

 当院は朝8時から内科診療を行っています。小児も受診可能です。国立市では一番早くあいてますが、認知度が高くありませんので待ち時間は短くなっています。9時以降は往診に出ている場合もありますが、周辺の医療機関が対応可能となりますので、診療時間等ご確認の上受診をお願いします。

傷の処置は誰がやる?

毎日やる前提で、365日あいているクリニックはあまりなく、必然的に医師以外に処置をする人が必要です。

健康な人は主に自分で、子供なら親がと、指導をしたらやれそうです。

褥瘡は?

訪問看護は特別指示で最大で月に28日は看護師の訪問ができますが、土日問わず引き受けてくれる訪問看護ステーションが必要です。しかしいきなり土日対応をお願いしてOKが取れるわけではありません。ヘルパーも見つからないこともあり、さらにヘルパーの業務として行うかは事業所次第です。

家族ができれば問題ないのですが、ひどい床ずれを作ってしまう方は、家族の介護協力が難しい場合が多いです。

入院すると外科や皮膚科がみたりします。しかし、残念ながら消毒薬や軟膏などの治癒を阻害するものを使われてしまい、治るものも治らなくなることが多く、残念な結果になることが多いです。

褥瘡の治療は悩みが多いです。

 

時間があるときに、当院での褥瘡治療の実例を写真付きで紹介できればと思います。

湿潤療法とラップ療法の違い

この2つ、始まったのが形成外科と内科の違いがあり、発展した経緯がそもそも違うのですが、傷が治る過程を科学的に検討していった結果、真実はひとつだったというお話です。

2002年に僻地の診療所長として赴任した際、ひどい褥瘡を治療してほしいという患者さんはいませんでしたが、外来には普通にケガの治療に来る人たちがいました。その頃が一番ケガの人を見ていて、夏井先生の本を買って実践してみると、研修で習った治療より明らかに治りが早く痛くなく、傷も綺麗なのでその後は我が子の擦り傷などで使う程度でした。

夏井理論は2002年ごろ実践済みでしたが、鳥谷部理論は悪条件下の試行錯誤がさらに必要で、数年でバージョンアップし続けてきており、2006年ごろから両先生の交流が始まりさらに良くなっていることが確認できました。

褥瘡と火傷では使うものが違います

褥瘡は吸収体(ペットシーツなど)で乾きすぎないくっつかないようにする。浸出液の処理が最重要で、感染兆候があれば抗生剤の全身投与が必要。吸収体、表面材に必要時抗生剤内服。

傷は異物(カサブタ含む)除去、出血と感染のコントロール、顔はハイドロコロイド、それ以外はプラスモイストで、毎日水道水で洗浄し貼り替える。

汚れたら洗って取り替え、最低一日1回、何度でも可。石鹸、消毒液などの化学物質は使用しないこと。

ちなみに女性の肌に化粧品は大敵だそうです。

市販のハイドロコロイドで有名なキズパワーパッドに、数日貼りっぱなしとかいてありますが、やめましょう。さらに薄くて安いハイドロコロイドがズイコウメディカルからででますので、もったいないことはなくどんどん貼り替えましょう。

湿潤療法は けがとやけど

ラップ療法は 褥瘡

お間違えなく

湿潤療法

湿潤療法研究会に松永院長と松本で行ってきました。
穴あきラップとペットシーツ、ワセリンが3種の神器のようです。

講師の夏井睦先生、鳥谷部俊一先生と参加者の質疑応答というかフリートークも笑いあり裏話ありで3時間があっという間でした。

書籍&サインをゲットしてきました。

土曜診療

7月より土曜診療を開始しました。

まだ、周知が進んでいないので、完全予約制ながら予約は1件のみです。要介護の方の家族が相談のためにいらっしゃいます。

外来終了後は訪問1件で本日の予定は終了になりますが、午後は日本橋で湿潤療法の勉強会に出席してきます。

褥瘡のラップ療法の鳥谷部先生と、湿潤療法を広めた夏井先生が二人ともいらっしゃる「知る人ぞ知るすごい二人」のお話が聞けるので、楽しみです。

私(院長)は、2002年から夏井先生の本を買って勉強し、ことあるごとにこの本をほかの人たちにプレゼントしてきました。

まさに創傷治療のパラダイムシフトを成し遂げたお二人に会えるのが楽しみです。

水害

 私(院長)の生まれ育った地域は、川内川(せんだいがわ)という一級河川にほど近く、過去にたびたび水害にあっている地域です。ここ数日の大雨で、鹿児島県の水害情報が報道されています。被害が拡大しないよう願うばかりです。

 ところで、現代は便利になったもので、離れて暮らすここ東京でも、簡単に災害情報が手に入り、yahooの河川情報でリアルタイムの状況と定点カメラの映像を見ることができます。

https://typhoon.yahoo.co.jp/weather/river/8909120001/

 開業医になると災害派遣にいち早く手を挙げることが厳しくなっていますが、大学病院勤務時代に東日本大震災があり、私も派遣されました。

 日本のように災害が多い地域では、どこに住んでいても防災の備えが欠かせません。今週は当院の災害対策についても院内で再検討してみたいと思います。

予約方法

当院の予約方法について解説させていただきます。

1.当日朝8時から受付

 そのまま窓口に来ていただいて構いません。早朝外来は予約不要です。9時までにご来院いただいた場合、当日そのまま診察可能です。9時を過ぎてのご来院やお電話でのご連絡の場合、当日に空きがあれば予約対応とさせていただきます。9時を過ぎますと近隣の医療機関も開院となりますので、お急ぎの場合は他院をご案内することがありますので、予め了承いただければと思います。

 

2.翌日以降に予約で来院したい場合

 お電話での対応が基本となりますが、直接窓口での予約も可能です。

 

3.金曜日(教授外来)について

 9時から18時まで青山医師が外来対応いたします。うち13時から14時は昼休み、14時から16時は女性専用外来のため男子禁制となります(院長も入れません)。青山医師の診察に関しましては予約優先となりますが、現状は予約無しでご来院いただいても待ち時間は少なくなっています。

 

ご予約は 042-505-8632(代表)まで

 

*ご不明な点は代表電話までお電話でお問い合わせください。

*急な往診等で医師不在の場合もあります。予めご了承ください。